過去問集の買い方

分厚い本4冊のイラスト ためになるコラム

9月に入りました。

そろそろ過去問集を
買う時期だと思います。

過去問集の買い方ですが
解説があるものを全て買うべきです。
 
まず、なぜ解説があるものを
買うべきなのかと言うと
解説が付いていないと
その答えになる理由が理解できず
勉強にならないからです。

また、なぜ全てのものを
買う必要があるのかと言うと
各出版社によって解答・解説が違ったり
文章が載っていない場合が
あるからです。

さらに、より多くの解説を読むことで
文章や解答に対する理解も深まります。

最後にお伝えしたいのは
買うということに
意味があるという事です。

「買う」、つまり出版社は読者から
「お金をもらう」わけですから
しっかりとした内容に
しなければいけません。

解答・解説を書く先生の他に
校正者や編集者もいて
内容の確認や理解しやすいかが
チェックされています。
 
費用はかさんでしまいますが 
それで合格できるのであれば
元は取れると思いますよ。 

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★おまけ

参考までに開成中2023年の大問1問2の
声の教育社、東京学参、教英出版の
解答を以下に示します。

※問
「『80年代の建築の世界も、
戦場を失った武士によく似ていた』
とありますが、
『戦場を失った武士』の
どのような点に
『よく似ていた』のですか。
わかりやすく説明しなさい。」

~~~~~~~~~~~~~~~~~
声の教育社

「社会で不要になっても、
 過去の功績を理由に、
 現実からかけはなれた理屈で
 存在意義を正当化し、
 特権的な位置に居続けた点。」 

東京学参

「自分たちが社会から
 必要とされない時代になって、
 過去の功績や特権を
 維持するために倫理、美意識を
 エスカレートさせ、
 自身の存在を正当化した点。」

教英出版

「世の中が平和になり、
 自分達が不要になったことに
 気づいた武士達が、
 特権を守るために、
 無理をして自身の存在を
 正当化しようとした点。」

~~~~~~~~~~~~~~~~~
3社で全然違いますね。

「どこの出版社が一番いいの?」
という事ではなく
全ての解答・解説を参考にすれば
難しい文章や問、解答に対する
理解が深まります

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