★10/31(金)~11/2(日)の3日間
文化祭がありました。
→筑駒生作成のHPはこちら
☆文化祭公式YouTubeはこちら
●略称:筑駒(つくこま) 男子校
●簡単な歴史
→明治時代の初め
筑駒の前身である駒場農学校に
外国人教師としてやってきた
オスカー・ケルネル氏が
近代農法を伝えるために
近くの駒場野公園内に
「ケルネル田んぼ」を作った。
●所在地:東京都 世田谷区
→世田谷区には
東京学芸大学附属 世田谷(共)
東京農業大学 第一(共)
明大 世田谷(共)※2026年~
駒場東邦(男)
世田谷学園(男)
鷗友学園女子(女)があります。
※駒場東邦はすぐ隣
●アクセス
①京王 井の頭線
「駒場東大前」駅 徒歩7分
→「水田学習」で使っている
「駒場野公園」を抜けて行く。
②東急 田園都市線
「池尻大橋」駅 徒歩15分
→「駒場東大前」駅の反対側には
東京大学 駒場キャンパスがある。
●宗教:なし
●制服:なし
●食堂・販売:なし
●土曜:隔週で登校。授業はなく、
午前中に行事の準備や総合学習をする。
●2026年の入試の内容
| 募集 人数 | 男子 120 |
| 入試 日時 | 2/3 (火) ~ 12:40 |
| 合格 発表 | 2/5 (木) 15時~ |
| 国語の 時間と 配点 | 40分 100点 |
| 他の 科目 | 算理社 100点 報告書 100点 |
●応募者数が募集人数の8倍を超えたら
第1次選考(抽選)が行われる。
●通学区域の制限あり
※高校は一般と帰国
合わせて40名募集
→40分しかない。
スピード勝負でもある。
→合格発表は試験の2日後。
⇒採点に時間のかかる記述も
たくさん出る。
→理社も100点なので
理社ができる受験生が有利。
→報告書に加点されるような活動
(合唱コンクールの指揮者など)
があると有利。
●2025年の入試の結果
| 募集人数 | 男子 120 |
| 出願者数 | 644 |
| 1次選考 合格者数 (抽選なし) | 644 |
| 2次選考 受検者数 | 532 |
| 2次選考 合格者数 | 131 |
| 実質倍率 | 4.1 |
| 平均点 | 非公表 |
| 合格 最低点 | 326 /500 (65%) |
※合格者最低点は報告書を含めて
→1次選考の合格者数644に対して
2次選考の受検者数532。
⇒112人が他校を受験(検)。
(おそらく1日の学校が不合格だったため
海城②、早稲田②、浅野、筑附
小石川中等教育などを受験)
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
●クラブ活動
| 音楽 | 農芸 | 生物 | 文芸 |
| 駒場 棋院 | 将棋 | パソコン 研究 | 中学 科学 |
| 高校 化学 | サッカー | バスケ | ハンド ボール |
| 軟・硬式 テニス | 野球 | 卓球 | など |
ほとんどの生徒が
いずれかのクラブに所属。
※高校生が中学生の指導にあたる。
※複数のクラブに所属する生徒も多い。
●合格者数が多い大学
2025年の卒業生数157+浪人
( )内は現役の数
1位:東大 117(92)
2位:早稲田 100(58)
3位:慶応 75(47)
★医学部医学科 77(43)
※筑波大 2(2)
→卒業生の約75%が東大に進学!
※東大の総数は
87→90→117と上昇中。
------------------
★卒業生
・黒田 東彦さん(元日本銀行総裁)
・細田 博之さん(元内閣官房長官)
・白井 克彦さん(元早稲田大総長)
・斉藤 実さん(元警視総監)
・稲垣 理一郎さん(漫画家)
・堀 紘一さん(実業家)
------------------
★入試問題の傾向と対策(国語)
●問題構成 (2025年)
・大問1…論説文 湯浅誠 著
『どんとこい、貧困!』
・大問2…随筆 矢萩多聞+つた 共著
『美しいってなんだろう?』
・大問3…詩 東田直樹 著
『小さな嘘』
・文章について…
試験時間は40分で
詩も含めると文章が3つ出される。
詩については
「文語自由詩」などの
形式を答えさせるような問ではなく
内容の理解を問うものが
記述で出される。
灘の2日目や開成の過去問も解いて
詩の理解を深めたい。
★過去問題集は複数買って
勉強することをおススメします。
→その件についてのブログはこちら
・問について…
年によって選択肢問題も出るが
ほとんど記述問題。
ただ、約200字の
桜蔭やフェリスと違い
書ける字数は
そんなに多くないので
簡潔にまとめる必要がある。
(東大や灘と同じタイプ)
・解答欄について…
記述は行数だけ指定されているタイプ。
(これも東大や灘と同じ。)
1問にかけられる時間は少ないので
配点の全てを狙いにいくのではなく
的外れなことを書かないようにする。
→合格最低点(率)が6割台なので
配点の7割取れば大丈夫。
⇒国語の勉強中はもちろんのこと
それ以外の時にも
分からない言葉に出会ったら
調べて自分のものにしておくこと。
日々の小さな積み重ねが
記述というアウトプットの際に
活きる。
------------------
★教育の特徴
文化祭に行ってきました。
「筑駒大解剖」という企画の
質問コーナーで
「どうやったら筑駒に合格できますか?」
と聞いて来ました。
皆さん、とても親切に
アドバイスしてくれましたが
一言でまとめると
「メンタルが大事」とのこと。
「開成に落ちても筑駒に受かったので
前日(2/2)まで合格を信じて
勉強頑張って下さい!」とのことでした。
貴重なアドバイスありがとう!!
●筑駒3大行事
①音楽祭
→昭和女子大学の講堂で行われ
各クラスの合唱は
専門家の審査・講評を受ける。
②体育祭
→2日間も開催され、球技や
剣道、相撲、駅伝もやります。
③文化祭
→3日間も開催され、1年の中で
最も盛り上がります。
先生や大学受験直前の高3も
食品や縁日で参加します。
「筑駒アカデメイア」
→公開講座を通して
教師・生徒・卒業生が一体となって
地域に還元する社会貢献プロジェクト。
2025年は「合唱祭」の他に
「将棋を楽しむ」「実践折り紙講座」
「Enjoy English」などが行われました。
「スーパー サイエンス ハイスクール」
→2002年度~20年間、文科省から指定。
「水田学習」
→近くの駒場野公園内にある
「ケンネル田んぼ」で
中1と高1がお米を育てて
稲刈り、脱穀まで体験。
できたお米は新入生や卒業生に
赤飯として振る舞われます。
●国際教育
①台湾台中第一高級中学や
韓国釜山国際高校を訪問。
②国際科学オリンピックなどの
コンクールでは、多数の
日本代表を輩出。
毎年多くの生徒を海外に派遣。
●キャリア教育
→中3と高2の全員が
筑波大の研究室を訪問し
学問の最先端に触れるとともに
研究者から直接教えを受ける。
★中学は義務教育課程のため
授業料の徴収はなく
教科書も無償で提供。
※その他の費用はかかります。
☆別のブログ
「筑駒に受かるための秘策?」
「東大と筑駒の入試問題の比較」
★筑駒のホームページはこちら


コメント