女子学院 2023年 大問題1 問3

■本文(抜粋)

古代の人たちは、
天を注意深く観察して
●【生活の役に立てていました】。

もちろん、
時計もGPSもない時代です。

日の出入りや月の満ち欠けは、
時間が流れていることを
教えてくれました。
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■問
 
【生活の役に立てていました】
とありますが「役に立つ」とは
ここでは具体的に
どういうことですか。

次の空欄にあてはまる語句を
本文中の語を用いないで
5字以内で書きなさい。

 毎日の日の出入りや月の満ち欠けは、
 時計や【 】のような役割があった。

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■解説 

本文には
「時計もGPSも…」とあるので
【GPS】と入れたくなってしまいますが、
それだと本文の語なので、
問の条件に反してしまいます。

では何が入るのか、再度考えてみると
問の文に

「毎日の日の出入りや月の満ち欠けは、
時計や【 】のような役割があった。」

とあるので、
「毎日の日の出入りや月の満ち欠け」が
果たす役割を考えれば良いわけです。

特に後半の
「月の満ち欠け」に着目して、
月の満ち欠けが果たす役割を考えると…

こよみ(カレンダー)が思い浮かびませんか?

明治時代のはじめまで日本では
月の満ち欠けを基にした
太陰暦が用いられていました。
 
このことから、
「毎日の日の出入りや月の満ち欠けは、
時計や【暦(カレンダー)】のような
役割があった。」と考えれば良いのですね。

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■解答(学校発表なし)

暦(カレンダー)

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★おまけ

少し頭をひねる必要がある問でしたね。
 
ただ、女子学院を受ける受験生なら
太陰暦たいいんれき」について知っていると思うので
その知識をもとに、
落ち着いて解答しましょう。

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