■本文(抜粋)
古代の人たちは、
天を注意深く観察して
●【生活の役に立てていました】。
もちろん、
時計もGPSもない時代です。
日の出入りや月の満ち欠けは、
時間が流れていることを
教えてくれました。
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■問
【生活の役に立てていました】
とありますが「役に立つ」とは
ここでは具体的に
どういうことですか。
次の空欄にあてはまる語句を
本文中の語を用いないで
5字以内で書きなさい。
毎日の日の出入りや月の満ち欠けは、
時計や【 】のような役割があった。
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■解説
本文には
「時計もGPSも…」とあるので
【GPS】と入れたくなってしまいますが、
それだと本文の語なので、
問の条件に反してしまいます。
では何が入るのか、再度考えてみると
問の文に
「毎日の日の出入りや月の満ち欠けは、
時計や【 】のような役割があった。」
とあるので、
「毎日の日の出入りや月の満ち欠け」が
果たす役割を考えれば良いわけです。
特に後半の
「月の満ち欠け」に着目して、
月の満ち欠けが果たす役割を考えると…
暦(カレンダー)が思い浮かびませんか?
明治時代のはじめまで日本では
月の満ち欠けを基にした
太陰暦が用いられていました。
このことから、
「毎日の日の出入りや月の満ち欠けは、
時計や【暦(カレンダー)】のような
役割があった。」と考えれば良いのですね。
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■解答(学校発表なし)
暦(カレンダー)
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★おまけ
少し頭をひねる必要がある問でしたね。
ただ、女子学院を受ける受験生なら
「太陰暦」について知っていると思うので
その知識を基に、
落ち着いて解答しましょう。
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