摸試の、合格の可能性の見方

 ※このコラムは秋に執筆しました。
 
 6年生はこの時期
 摸試の結果が
 とても気になると思います。

 偏差値というよりも
 各志望校の合格の可能性が
 〇%といった形で出るので
 その結果に
 一喜一憂せざるを得ない
 のではないでしょうか。

 ただ、ここでお伝えしたいのは
 摸試の、合格の可能性の判定は
 少し厳しく出るという事です。

 具体的には
 実際の合格の可能性よりも
 10~20%厳しく出ています。

 つまり合格の可能性が40%と出たら
 実際には50%の可能性があると
 見て良いと思います。

 なぜこのようなことが言えるのかと言うと
 1つは経験則によるものです。

 合格の可能性が40%でも
 実際に合格した教え子は
 過去にたくさんいました。

 2つ目は模試の性質によるものです。

 模試は、その信頼度(信憑性)を
 保つために、実際の数値より
 少し厳しい結果を出しています。

 これは、例えばその模試で
 ある中学の合格の可能性が
 80%と出ていたにも関わらず
 合格できなかったら
 
「あの模試は信頼できない。」

 という評判が広まってしまうからです。
 
 そうなってしまうと
 模試を受ける人が減ってしまい
 様々なところに不都合が生じてしまいます。

 逆に合格の可能性が低かったにも関わらず
 合格できた場合は
 
「逆転合格できた!ラッキー!」

 という美談になって終わり
 模試の信頼度が落ちるという事は
 あまりありません。

 そういう理由により
 過去の生徒のデータと見比べて
 はじき出された実際の合格の可能性よりも
 少し厳しい判定を出しているのです。

 合格の可能性が20%なら
 かなり厳しいと思いますが
 40%なら五分五分の可能性だと思って
 最後まで諦めずに頑張って下さい!

 これからの頑張り次第で
 あなたの未来は変わりますよ。

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★おまけ

 6年生は、そろそろ摸試を受ける回数も
 少なくなってきたと思いますが
 入試当日まで成績が上がります。

 私が過去に教えた生徒で
 開成中学に合格した生徒は
 サピックスオープンでの合格の可能性が
 常に20~40%でした。

 彼も私も

「正直、ちょっと厳しいかな…」

 と思っていましたが
 お互い諦めずに1月31日まで
 一緒に勉強を頑張った結果
 見事に合格してくれました(^^♪

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