記述問題はやはり難しいと思います。
日能研では問題別の正答率を
見ることができるのですが
記述問題は一番上のクラスでも
正答率が低かったです。
記述力をつける1つの方法は
日記をつけるという方法です。
やはり、記述力がない主な原因は
私たちが普段から
「書く」という事に
慣れていないからだと思います。
そして、
少し乱暴な言い方ですが、
とにかくたくさん書けば
書けるようになります。
私も塾の講師を始めた頃は
全然書けませんでしたが
様々な学校の入試問題を
解く(書く)うちに
書けるようになりました。
もちろん、
実際の入試問題の過去問で
記述する練習をしても
良いと思いますが
日記にはそれ以外に
以下のメリットがあると思います。
〇入試問題を記述するよりお手軽。
入試問題を題材に使うなら
その前に文章を読む必要もあります。
毎日読んで書くのは
結構大変だと思います。
〇自分と向き合う時間を作れる。
なぜ、受験勉強をするのか?
どういう学校に入りたいのか?
こういう事を考える事は
受験勉強には不必要で
遠回りのように思うかもしれませんが
自発的に勉強しないと
成績は上がらないと思います。
特に中学受験は、やらなくても
地元の公立中に進学できますしね。
〇自分のメンタルを
コントロールする事ができる。
ネガティブな感情や考えが
頭に浮かんでも
日記に書いて出せば
気持ちが落ち着きます。
当たり前ですが、
相手に対して暴言を吐いてしまうと
その人と良い人間関係を築くのは
難しくなりますし
自分にとっても良くないです。
〇過去の自分がどのように
悪い状況を乗り越えたかを
見返す事ができる。
経験に基づく方法は
自分にしかできない
ベストの解決策です。
これは、元サッカー日本代表の
中村俊輔さんもご自身の著書
『夢をかなえるサッカーノート』の中で
「(サッカーノートが)
もっとも役に立つのは、
行き詰まって見返すとき。
以前、壁にぶつかったときは
どうやって乗り越えていたのか、
当時のトレーニング方法、
そのときの気持ちはどうだったのか、
それを知って解決策を導き出す。」
とおっしゃています。
最初のうちは、
思いついた事を自由に書いて
何も書かない日が
あっても良いと思います。
気楽に書いてみましょう。
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★おまけ
偉そうに語った私も
小学生の時の夏休みの
宿題の絵日記には
「今日も楽しかったです。」
としか書いていませんでした…。
その後も
「日記?今どきダサイでしょ。」と
日記を軽視してきました。
しかし、その後社会人になり
一流のスポーツ選手や
仕事で成功を収めている人には
日記を書く習慣がある事を知り
始めてみました。