→人間万事さいおうが馬である。
これは、私の好きな故事成語ですが
人間の幸不幸は時が経てば
逆転するという意味です。
短く省略されて「塞翁が馬」と
言われることもあります。
※由来のお話
昔、中国の国境の塞近くに
翁(老人)が住んでいました。
あるとき、その老人が飼っていた馬が
隣の国に逃げてしまいました。不幸
しかし数ヶ月後、その逃げた馬が
立派な馬を連れて帰ってきました。幸せ
ただその後、老人の息子が
その馬に乗り、足の骨を折る怪我を
してしまいました。不幸
それから1年後
隣の国が大軍で攻め入ってきましたが
老人の息子は足の怪我のおかげで
戦争に駆り出されず
命を落とさずにすみました。幸せ
似た意味のことわざとして
「禍福は糾える縄の如し」
があります。
一緒に覚えておきましょう。