まず問で聞かれていることを確認します。
【だから、カミュのことばは…】について
何にとまどい、
何に怯えているのですか、
という問なので
答えるべき内容は、カミュは
1 何にとまどい
2 何に怯えながら
書いているのかということです。
この2つを記述すれば良いわけですから
「~にとまどい…に怯えている。」
という型で書きます。
では、この型の「~」と「…」の内容を
見ていきましょう。
【だから、カミュのことばは…】の先頭に
「だから」という接続詞があるので
その直前を見ます
※「AだからB」という形の文は、
AがBの原因、理由です。
「それでも、そのことばは、
どこかで誰かを深く傷つける。
どんなことばでも。
それがいやなら、
沈黙するしかありません。
それを知りながら、カミュは、
ことばを発すること、
書くことをやめませんでした。
だから、カミュのことばは、
自信たっぷりではなく、
とまどいながら…
書かれています。」
と書いてあるので、カミュは
何にとまどっているのかというと
「ことばを発すること、書くこと」
ですよね。
※カミュがとまどっていることを
探しましょう。
ことばを発していいのかな、
書いてもいいのかなと、とまどいながら
文章を書いているということです。
次に、何に怯えているのかというと
「自分のことばが誰かを
深く傷つけること」ですよね。
※カミュが怯えていることを
探しましょう。
以上で
「~にとまどい…に怯えている。」
という型の
「~」と「…」の部分は分かりましたが
上の内容だけだと字数が足りないので
もう少し詳しく述べます。
「~にとまどい」の「~」は
これ以上字数を増やせないので
「…に怯えている。」の
「…」の方を増やします。
「誰かを深く傷つけること」を
「自分のことばは、どんなことばでも
どこかで誰かを深く傷つけること」
とすれば、字数が増えるでしょう。
最後に、以上の内容を
「~にとまどい…に怯えている。」
という型に当てはめて記述します。
「ことばを発すること
書くことにとまどいながら
自分のことばはどんなことばでも
どこかで誰かを深く傷つけてしまう事に
怯えている。」 (60字)
が解答です♪ (自作)