コロナ禍以降、
Zoomなどでのオンライン会議や
授業が一気に広まりましたね。
私もよく保護者から
「どっちの方がいいですか？」
と聞かれます。
結論から先にお伝えすると
直接対面の方が
学習効果が上がると思います。
理由１
直接対面の方が得られる情報が多い。
オンラインだと
空間の一部しか写さないので
例えば、生徒のノートが
よく見えなかったり
顔色が分からなかったりします。
それでは良い指導はできませんね。
また、生徒も
先生の細かい動きを
追うことができません。
例えば、先生が解答を導く際に
本文のどこに着目して
どういう考えをしているのか
ということを知ることができません。
理由２
直接対面の方が
お互いに対する情が湧きやすい。
先生や生徒も人間である以上
「情」というのを
持ち合わせていると思います。
「何とかしてこの生徒を
合格させてあげたい」
「何とかしてこの先生の
熱意に応えたい」
そういう感情って
直接会わないと
生まれにくいと思いますし
結局、勝負(合否)は
そういうところで決まると思います。
ちなみに、かつて首相だった
菅直人さんの
『総理とお遍路』という本に
以下のような記載があります。
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一緒に歩いた記者とは親しくなる
(お遍路の)
最初の日は地元の徳島の新聞とか
テレビだけだったけれど、
翌日には東京からも
マスコミがやって来た。
(中略)
マスコミも、
一緒に歩いた人とは
多少の会話はしました。
クルマに乗ったまま追いかけてきて、
ちょっとこっちが
休んでいる時にだけ
やってくる記者は、
完全に無視だね(笑)。
(中略)
それに、「歩く」という、
同じ大変さを共有した記者とは
同志愛みたいなものも
少しは生まれるよね。
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あえて不便な道を選んだ方が
良い結果を得られる、
ということもありそうですね。
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★おまけ
先日、読売新聞の
就職活動に関する記事で
以下のような内容が
書かれていました。
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関西在住の学生さんが
東京にいるＯＢ・ＯＧを訪問する際は
時間と費用の節約のため
オンラインを活用しましょう。
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これを読んだ際、
「タワケッ！」
と心の中で叫んでしまいました。
全く面識の無い人から
突然オンラインで
「先輩が働いている○○社の事を
教えてください」
って言われても、丁寧に
教える気になりませんよね…。
それよりも新幹線や高速バスなどで
直接会いに来てくれた人に対してなら
「お金と時間をかけてわざわざ
遠くから来てくれたんだから
何か１つぐらい良い話をしてあげよう」
って思うのが人情だと思います。