お茶の水女子大附属高に進学したОさん

あれは私が
早稲田アカデミーに入社してすぐの
春期講習の出来事でした。

高校受験コースの新中1生の
授業を担当したのですが
まだ新中1生ということもあり
テキストもうすく、簡単で
その時の私の授業のテーマも

「記述問題の解答では
 文末表現に気をつける。」

という、基本的なことでした。

しかし、授業終了後、私が
近くにいるにも関わらず
Оさんは

「こんなの超簡単、
 この授業、受けた意味ないわ!」

き捨てていました。

講師としての経験が浅かった
当時の私は、さすがに
この捨てゼリフには
ショックを受けました…。

しかし、これは後で
分かったのですが
Оさんは中学受験をしたものの
全て残念な結果になってしまい
とても悔しい思いをしていたのです。

その悔しい思いをバネにして
Oさんは、中1に入る前の
春期講習からもう勉強を
開始していたのでした。

その後、私の担当では
なくなったのですが
早稲アカの模試の国語は
いつも満点に近い点数で

「Оさん、頑張ってるなぁ」

と、温かく見守っていました。

その後もОさんの猛勉強は続き
高校受験では見事に難関の
お茶の水女子大附属高に
合格

高校受験では難関校に合格できて
良かったね

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★おまけ

 受験直前の12月頃
 私が授業を終えて電車に乗ったら
 別のクラスの授業を終えたОさんと
 偶然同じ車両に乗り合わせました。

 途中の駅まで少し雑談しましたが

「私は今日は3科目だから楽だけど
 ○○さんや□□君は
 5科目だから大変…」

 と、友達を心配していたのが
 とても印象的でした。

 受験直前であっても
 友達のことを心配できる
 心優しい性格ですね

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