2023年 渋渋 第1回入試 大問1 問1

試験問題のイラスト

■次の1~4のカタカナを漢字に、
 漢字をひらがなに直しなさい。

1 その蔵前の顔が、
  【シンソコ】恐ろしかった。

2 切れ長の目をみはって、
  彼は唇を【真一文字】に結んだ。

3 冬だし暗いし、
  夜景や【トウダイ】の明かりが
  見えるわけでもない。

4 俺の期待を【ウラギ】ってきた。

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■解説・解答

1 その蔵前の顔が、
 【心底】恐ろしかった。

心の底からという意味ですね。

それぞれの部首は
心⇒こころ ※漢字自体が部首
底⇒まだれ
 
同音異義語の「真底しんそこ」は
コップなどの
一番底のことを言います。

【例】マグカップの真底に
 まだコーヒーが残っている。

2 切れ長の目をみはって、
  彼は唇を【まいちもんじ】に結んだ。

「真一文字」とは“”っすぐで
漢字の“”の“文字”のような様子です。

それぞれの部首は
真⇒目 ※「なべぶた」ではない
一⇒一 ※漢字自体が部首
文⇒文 ※漢字自体が部首
字⇒子 ※「うかんむり」ではない

 また、わき目も振らない事にも使います。

【例】真一文字に突き進む。

3 冬だし暗いし、
  夜景や【灯台】の明かりが
  見えるわけでもない。

それぞれの部首は
灯⇒火
台⇒口

灯台下暗とうだいもとくらし」という表現も
覚えておきましょう。

4 俺の期待を【裏切】ってきた。

音を表す「」と「衣」で
衣の地を表します。

それぞれの部首は
裏⇒衣 ※「なべぶた」ではない。
切⇒刀

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■解答
※134は元の文章
額賀 澪ぬかが みお 著『競歩王』)の確認による。
 2は学校発表はなし。

心底  
まいちもんじ
灯台  
裏切

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★おまけ

漢字の問は、その大問の初め
(問1)にくることが多いです。

私立武蔵の先生は問1の
正答率が高かった講評こうひょうとして

「気持ち良く
解き始められたのであれば
良しとしたい。」

とおっしゃっています。

勉強する気が起きない…のなら
ウォーミングアップとして
漢字の勉強からやってみましょう!

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