実は東大の入試問題と
筑駒中の入試問題は
そっくりです。
ここで、両者を比較してみます。
●【東大】※2024年 大問1
設問1
「…」とあるが、それは
なぜか、説明せよ。
設問2
「…」とあるが、なぜ
そう主張できるのか、説明せよ。
設問3
「…」とはどういうことか、
説明せよ。
●【筑駒】※2023年 大問1
問1
「…」とありますが、なぜ
このように言えるのですか。
問2
「…」とは、どういうことですか。
問3
「…」とありますが、なぜ
「…」るというのですか。
※分かりやすいように
本文の引用部分は
「…」で表記しました。
「なぜ?」「どういうこと?」
と受験生に問うことによって
その受験生の理解度を
はかろうとしているのだと思います。
また、どちらの解答欄も
マス目や縦の線がない
空欄タイプのもので
字数は約50~100字です。
このように筑駒は
中学入試の段階で
東大タイプの問や解答欄を出し、
それで高得点が取れる生徒を
選抜しているわけです。
東大への合格実績が
良いのも納得できます。
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★おまけ
筑駒に限らず、記述問題の
割合が多い学校はほとんど
東大の合格実績がいいです。
これは首都圏に限った話でなく
灘(兵庫)やラ・サール(鹿児島)にも
共通する現象です。
ちなみに、記述問題は
採点に時間がかかるので
それらの学校の入試の回数は
ほとんど1回です。
※複数回入試にしてしまうと
次の入試までの短時間で
合否を出す必要があり
記述問題は出しづらい。