まず各選択肢の意味を確認します。
ア ぼんやり…
①はっきりとしない様子
②その場でやるべき事に、
気がつかずにいる様子
イ なよなよ…弱々しい様子
エ あっけらかん…
①呆れてポカンと口を開けた様子
②何も気にせず、ケロリとしている様子
次に、1つ目の【イ】の
後ろを見てみますと
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その「【イ】としたところ」
にありそうです。
自分のことをあまり主張しすぎず、
「ただのゴミ箱でも、ロボットでも
どっちでもいいです!」、
「どうにでも解釈してね!」
という空気を醸し出している…
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とあります。
これだけを見ると「ぼんやり」
「なよなよ」「あっけらかん」の
どれか決定できません。
したがって2つ目の【イ】の前を見ます。
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なにも気にせず【イ】としている。
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とあるので、何も気にしない様子の
「あっけらかん」が答えになります。
「ぼんやり」は、はっきりとしない、
その場でやるべき事に気がつかない様子
「なよなよ」は弱々しい様子なので
直前にある「なにも気にせず」とは
マッチしません。
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★おまけ
おそらく桜蔭の先生は
問題を作成する過程で
「1つ目の【イ】だけじゃ
答えを導けないな…。
じゃあもう一つ【イ】を加えるか。」
と考えて【イ】を2つに
したんだと思います。
そうでなければ【イ】を2つ
作る意味がありませんからね。
ちなみに、原典の
『〈弱いロボット〉から考える
ー人・社会・生きること』は
2024年8月に初版です。
入試の約半年前ですね。