過去問解説:桜蔭 2025年 大問1 問2 解説

まず各選択肢の意味を確認します。

ぼんやり
①はっきりとしない様子
②その場でやるべき事に、
 気がつかずにいる様子

なよなよ…弱々しい様子

あっけらかん
①呆れてポカンと口を開けた様子
②何も気にせず、ケロリとしている様子

次に、1つ目の【イ】の
後ろを見てみますと
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 その「【イ】としたところ」
 にありそうです。 

 自分のことをあまり主張しすぎず、
 「ただのゴミ箱でも、ロボットでも
 どっちでもいいです!」、
 「どうにでも解釈してね!」
 という空気をかもし出している…
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
とあります。

これだけを見ると「ぼんやり
なよなよ」「あっけらかん」の
どれか決定できません。

したがって2つ目の【イ】の前を見ます。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 なにも気にせず【イ】としている。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
とあるので、何も気にしない様子の
あっけらかん」が答えになります。

「ぼんやり」は、はっきりとしない、
その場でやるべき事に気がつかない様子
「なよなよ」は弱々しい様子なので
直前にある「なにも気にせず」とは
マッチしません。

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おまけ

 おそらく桜蔭の先生は
 問題を作成する過程で
「1つ目の【イ】だけじゃ
 答えを導けないな…。
 じゃあもう一つ【イ】を加えるか。」
 と考えて【イ】を2つに
 したんだと思います。

 そうでなければ【イ】を2つ
 作る意味がありませんからね。

 ちなみに、原典の
『〈弱いロボット〉から考える
 ー人・社会・生きること』は
 2024年8月に初版です。

 入試の約半年前ですね。

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