詩を読むときのコツ1

文章のイラスト 過去の入試問題の解説(中学)

詩に限らないですが
題名(タイトル)はその文章の内容を
端的たんてきに表している
ので
読み解く際の手がかりに
なることが多いです。

それでは実際に問題を解いて
理解を深めましょう。

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筑駒中 2023年 大問題4 

■次の詩を読んで、
 あとの問いに答えなさい。

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花時計」  木坂きさか りょう

 長針と
 短針をちょうだいしたこと
 今ではすこし
 やんでおります

 先祖代々
 種子のころより
 太陽の位置
 気温
 星のかたむき加減にて
 わたしたちの時間は
 測られてまいりました。

 目の前に直接せまりくる
 刻一刻を
 お返ししとう存じますが
 いかがでございましょうか。

 ――花一同。

〈注〉花時計……下のイラストのように
   時計の文字ばんにあたるところを、
   花でかざった時計。

※実際の入試問題は神戸市の
 花時計の写真でしたが
 イラストに置き換えました。

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問1
「悔やんでおります」とありますが、
 それはなぜですか?

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読み方のコツ

「この詩は何についてのお話?」

ということを意識して読みましょう。

そう、「花時計」のことですね。

「花時計」とはイラストのように
文字盤にあたるところを花で飾った
物ですが、人間の腹時計のように
花も自分自身の時計を
体内に持っています。

朝顔はその体内時計をもと
朝に咲きますね。

ただ、その時計は人間の時計とは違い
かなり曖昧あいまいなものです。

朝顔が朝に咲くと言っても
毎朝7時ちょうどには
咲きませんよね。

しかし、人間の時計が
自分たちの上にあることで
「さあ、7時になりましたよ。
 咲きましょう!」
と言われているようなので
少しかた苦しさを感じて
悔んでいるわけです。

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解答(自作)

 花の時間は本来、自然の周期にあわせて
 ゆっくりと刻まれるものであるが
 短い間隔で刻まれる人間の時計は
 体に合わず、落ち着かないから。

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おまけ

 花時計がある神戸市は
 灘中高がある市です。

 灘も毎年「詩」を出しているので
 筑駒の先生はやっぱり灘を
 意識されているのかな?
 と思いました。

 もしかしたら参考のため
 灘の入試問題を毎年解いて
 いるのかもしれませんね。

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